『学園祭』

先日、母校の日本建築専門学校の学園祭に行ってきました。
生徒数が減少したためか、
私がいた頃のような盛り上がりではありませんでしたが、
卒業した友人たちと話ができるいい機会でした。

この不景気の中でも大工や設計士として頑張っている
友人達と話したり、元野球部の皆と一緒に野球したりと、
楽しく一日を過ごしました。

お互いの近況を報告しながら、
自分も仕事を頑張っていかないと、
と実感した一日でした。

小竹

『レトロです』

先日開催された「雨楽な家」完成見学会で
お施主さんのこだわりの一品を発見。
土間に設置されたタイル貼りの手洗い器です。

何でも奥様の強いこだわりで実現。
ネットで調べて即購入。費用は1万円程度とか。
来場されたお客様の目にすぐとまり
熱心に質問されている様子も見受けました。

自慢の土間で趣味のラジコンづくりを
楽しみにされているご主人。
庭で泥だらけになって遊んだ子供達も、
室内に入る前に洗い流せばひと安心。
インフルエンザ対策にもひと役買いそうです。

他にもトイレやサニタリーに色合いの違う
タイルが施され、どこか懐かしい
「日本の家」に仕上がりました。
まさに、和でも洋でもない「雨楽な家」の家づくりです。

高橋 真

『木が笑う』

木像の仏様がやさしく微笑むポスターに惹かれて
「円空・木喰展」に行って来ました。

江戸時代の行脚僧として全国各地の寺社に数多くの
木彫の神仏像を残した円空と木喰。

荒削りの力強さの中に、静かな微笑をたたえる円空仏。
丸顔に柔和な微笑みを浮かべたユーモラスな木喰仏。

ノミ跡が生々しく残る木肌、ゴミとして捨てられそうな
木片に目鼻をつけただけの簡素な木端仏など
節、木目、割れ目など素材をそのまま生かした仏像たち。

木の生命が仏様として現れたような作品に
「木が笑う」※ という言葉を思い出しました。
(※木に割れが入る事を表す、大工さん用語です。)

300年の時を超えて微笑みかける木の仏像に
心癒された秋の一日でした。

坂井

『神無月』

10月6日に「雨楽な家」の地鎮祭に参列しました。
10月は「神無月」
神様は出雲に集まるので不在では?
そんな疑問を神主さんに聞いてみました。

神社神道の立場から言うと、
これは根拠のない俗説との事です。
そもそも神無月の「な」を「無」と表記したのは当て字で
本当の意味は「神の月」
陰暦の9月には穀物の収穫が済み
神を祭る時期だからとの事でした。

そういえば、
お祭り事が多いのもこの時期ですね。

内藤

『140年前の棟上げ』

明治6年に文部省が子どもたちのために刊行した
教育錦絵の中の「棟上げ」の錦絵です。

大工さんと鳶(とび)職人さんが協力しあい
人力で柱を立て、梁をかけているようすが
生き生きと描かれています。
足場には細くても丈夫な杉丸太が使われ
わら縄で結んで固定されています。
木造軸組の家は日本の気候風土に最適な家として
昔々から連綿と住み継がれてきました。
「雨楽な家」によって私たちは職人さんの手仕事を
次代の子どもたちに伝えたいと願っています。
(錦絵は筑波大学付属図書館HPを引用しました)

荻野

 

『秋の夜長…』

受験生の三女が最近、ダイニングテーブルで勉強をします。
どうもその理由は、自分の机は散らかっているから・・・。
我が家のダイニングテーブルは部屋の広さの割りに
大きすぎて、時には邪魔に感じるのですが、
父の手づくりの年季のはいったテーブルです。

テレビはついてるし、お姉ちゃんたちがワイワイうるさいし、
集中できないだろうと思うのですが、
本人は全く意に介せず。

まぁ、それぞれが自分の部屋にこもるより、
テーブルの廻りに集まる方がにぎやかで楽しいですよね。
三女のおかげで例年と違った秋の夜長を過ごせそうです。
でも、勉強も頑張ってね・・・。

入江

『素材とデザイン』

デザイン家具や雑貨を見たり探したりするのが好きで
オンラインショップ巡りをよくしています。
その中でお気に入りを見つけて手に入れる事を目標に
仕事をがんばる、ということもしばしば。

つい最近、お気に入りのサイトで紹介されていた
「WASARA」がとても素敵でした。

紙でできた器で、基本的には使い切りですが
素材には竹や葦、さとうきびの絞りかすでできた
パルプを使い、資源の有効利用にもつながる様です。
デザインも「和」が名前につく様に日本の精神や技巧
美意識を継承している、シンプルかつ美しいものです。
コンセプトを読んでいるとどこか『雨楽な家』に
通じるところがあるなと感じました。

種類もいくつかあって使い勝手も良さそうです。
欲しい物リストにまたひとつ加わりました。

写真は公式サイトのトップページです。

中村

『モリカゲシャツ』

モリカゲシャツ」という、シャツ専門の
ブランドがあるそうです。
京都本店、またはネット通販での販売のみ。
新作はほぼ毎回2時間で売り切れ状態だそうです。


「エキサイト イズム」より引用

そんなに人気があるのに、
なぜ大量にシャツを作らないのか。

ちょっと足りないくらいのものを持っている
という所有感みたいなものが
お客さんにとってのよろこびだと思うので
シャツというモノを通じて、
人と人が出会ってからんで、
それがまたグーッと、僕たちのとこに戻ってくる、
そういうのも面白いんですよねえ。
と、代表の森蔭大介さん。

『雨楽な家』が一軒建てられる際も、
いろんな人たちが関わって、
たくさんの人たちに見守られ、期待されながら、
造りあげられていく。

個性溢れる『雨楽な家』を通じて、
人との関わりや、一つのモノを大切に使い続ける
大切さを学ぶこともできるんですね。

日野

『ヒノキのまな板』

ヒノキは水に濡れても乾きやすく
抗菌作用があるため、古くから
まな板に使われてきました。
新しいヒノキのまな板を
自宅のシステムキッチンの下に
入れて置いたのですが
一晩で嫌な匂いがなくなったことに
びっくりしました。
ヒノキに消臭作用があることは知っていましたが
実際の効果に改めて感心しました。
『雨楽な家』では柱と床にヒノキが使われているため
快適な香りの空間が楽しめると思います。

鈴木

 

『桧のオブジェ』

先日、会員工務店さんから送られてきた施工写真の中で、
床の間や下駄箱の上にある飾りものに
思わず目が留まりました。
早速、電話で尋ねてみたところ、以前から
「雨楽な家」に似合う手づくりの新築祝いを作りたいと、
構想だけは練られていたようですが、
気恥ずかしさばかりが先に立ち、
なかなか実現しなかったようです。

材料は、薄くスライスした桧材と同じく桧の板材に竹。
家の中に庭が潜んでいるようにも見えます。
施主さんと共同作業で製作された力作は、
ほぼ丸一日を費やし、ようやく完成。
思わず歓喜の声が家中に響き渡ったとのこと。
筆で書かれた「楽」のひと文字は
OB施主さんの好意によるもので、
「雨楽な家」を建てると決めた時から何度も
OB施主さんの自宅を訪ねて家づくりの相談。
既に家族ぐるみのお付き合いも始まっているようです。

高橋 真