冷房エネルギーを減らす工夫

北名古屋モデルハウス

じめじめした梅雨が終わり今年も暑い夏がやってきます。

住宅の省エネ基準が見直され、建物の性能(断熱材や開口部の仕様)や
エアコンなどの空調機器の性能は良くなっていますので
冷房エネルギーを減らす効果が高くなっていますが、さらに効果を
あげるために熱を室内に入れないことも重要とされています。

一般的に熱の移動は、高温側から低温側に移動しますので
夏は外部から室内に屋根や外壁、開口部(サッシ)を通って入ってきます。

(一社)日本建材・住宅設備産業協会の調べによると
熱が入ってくるそれぞれの割合は「屋根」11%、「外壁」7%、
「開口部(サッシ)」73%、「その他」9%とされており、
開口部(サッシ)からの熱の侵入が多いことがわかります。
よって熱を建物内に入れないポイントとして、
「窓の日除け対策」が重要であることが言えます。

窓の日除け対策には室内側で行うタイプと窓の外側で行うタイプがありますが、窓の外側の方が、室内の日除け対策よりも3倍効果があると言われています。

最近の住宅ではあまり見かけなくなりましたが、日本では昔から窓の外側で行う日除け対策として簾(すだれ)が使われてきました。
簾は室内の目隠しにもなり風通しも確保できますので今年の夏は窓の日除け対策として使用してみてはいかがでしょうか。

すだれ