『湯桶ひとつも』

我が家のお風呂は平凡でシンプルなユニットバス。
少し情趣を加えたいと木製の湯桶を使っていました。
ところが、年末に桶の底が抜けてしまいました。
浴槽のお湯をかき混ぜる時にしか使わないので
なくてもいいような気もしますが、やはり不便。
急いで近くの店でプラスチック製を買いました。
しかし何か手に馴染まず、浴室が味気なく感じます。
家族からも「なんでプラスチックになったの?」
と不満の声が上がり、改めて木製桶を買い直しました。
黒ずんだり、底が抜けたり、何かと手は掛かりますが
一日を締め括るひとときは、やはり温かい手触りの
木製に限る と、間に合わせの買い物を反省しました。

坂井