『アマガエル(雨蛙)』

山口に帰省した雨上がりの朝、子供が
携帯カメラで何かを撮っていたので近づいてみると、
体を雨水で輝かせたアマガエル(雨蛙)。
昔はそこらじゅうにいて気にも留めなかったのですが、
広島の都市部で生活しているとほとんど見かけることもなく
何か懐かしさを感じました。実際は
乾燥にも強い生き物なのでいるのでしょうが、
目を向ける余裕がなかったのかなと感じています。
 
これから梅雨の季節です。長雨やゲリラ豪雨では
なかなか雨を楽しむ気分にもなれませんが、
気持ち良さそうに飛び跳ねているアマガエルのように
雨上がりは空気も澄んで気持ちのよいものです。
「雨を楽しむ人」になりたいものです。

村上

『キャンプ』

先日、山口県にあるキャンプ場へ行ってきました。
GW前半だったため混雑を予想していましたが、
わたしたちだけの貸し切り状態。
 
目の前には美しい渓流と
見渡すかぎり新緑の木々が溢れていました。
バーベキューをしたり、キャンプファイヤーをしたり、
山を思う存分堪能できました。
夜はどこからか聞こえてくる鳥の鳴き声と、
サラサラと流れる川の音を聞きながら
いつのまにか眠りについていました。
 
普段マンションやビルに囲まれての生活なので、
見渡すかぎり自然の山の中では
どこにいても新鮮な空気に包まれていて、
とてもリフレッシュできました。

日野

『木材の使い方』

現場の廃材を利用して、ガーデニングをしたときのこと。
木材の防腐塗料が無かったので、
バーナーで焼いて「焼き杉」で利用してみました。
 
焼き杉は木材の耐火性と防水性を高めるために編み出された、
昔から伝わる日本の伝統的な技法。
表面を燃やして炭化させることで、
炭素膜が空気中の酸素との結合を防いで腐食(腐り)を防止します。
科学が進んでいない時代に、
そういう根拠を元に編み出した昔の人達の知恵には驚くばかりですね。

内藤

『少しこだわった小物』

先日「靴べら」を買いました。
急いでいる時などつま先を地面に
トントンと当てて靴を履くのが
くせになっていて靴のつま先や
かかと傷みが早かったためです。
 
100円均一などにいけば安く手に入り
ますが、消耗が少なく、何度も買う
こともない靴べら。玄関のちょっとした
アクセントにもなる様に少しこだわりました。
木製で持ち手はアヒルの顔の様な
かわいらしく飽きのこないデザインです。
長く使っていこうと思います。

中村

『イス脚カバー』

『雨楽な家』名古屋モデルハウス内
ダイニングチェアのイス脚カバーを付け替えました。
 
『雨楽な家』の床は桧の無垢材です。
無垢材にキズをつけにくくするために
これまでも家具脚にはフェルトシートをつけていましたが
フェルトシートの接着剤と周りに付着するほこりで
床が汚れるとのことで付け替えることになりました。
 
そこで、キズや床の汚れ、音を防ぎ
床の上でより滑らかに家具を動かせるよう
伸縮素材の布カバーを選びました。
 
インテリアをほんの少し変えるだけで
その空間が新鮮に感じられませんか。
これらのチェアにもまたより愛着が沸きました。

國分

 

『金沢21世紀美術館』

ゴールデンウィークを利用して
金沢21世紀美術館に行ってきました。
 
この建物は、SANAAという設計事務所の作品で
ヴェネツィア・ビエンナーレ第9回国際建築展の
最高賞である金獅子賞を受賞した建物です。
実はココに来るのは2回目で、前回はたまたま休館日でした。
この日はゴールデンウィークということで、敷地内では
フリーマーケットやミニSLの体験乗車などのイベントが
行われていて、たくさんの観光客で賑わっていました。
 
建物は平面的には円形で、どこが入口で正面なのか迷ってしまいます。
内部の展示室も円形だったり5m以上の天井高さだったり
細長い部屋だったりしてとても楽しめます。
建物の中央部は有料ゾーンですが、外側は無料で入れるので
雰囲気は感じることができます。
 
美術作品は見てもよくわかりませんが
建物は勉強になり、いい刺激になりました。

伊藤 


 

『「雨楽な家」の写真撮影』

「雨楽な家」の新しいモデルハウスがオープンしたので
上田カメラマンが写真撮影しました。
「雨楽な家」の写真は上田カメラマンに専属で撮影していただいています。
 
外観撮影では窓の開閉や空と植栽の空間配分に
内観撮影では家具・食器・観葉植物の配置にこだわり撮影します。
桧や杉の木の質感や構造美など
「雨楽な家」を写真で伝えることが出来るようにと
丸一日かけて写真撮影をしました。

鈴木 


 

 

 

『カモシカあらわる』

父が地元の山にブナの木を植える
ボランティア活動をしていたときのこと。
滋賀県と福井県の県境の山で活動中
角1本の大きなカモシカがあらわれ
しばらくこちらの様子をうかがって
逃げなかったそうです。
 
植樹するヒトを、どんな思いで
みつめていたのでしょうか。

向井

『日本民藝館』

春爛漫の中、東京目黒区の日本民藝館を訪れました。
 
石塀、腰壁、ホールの床、長屋門の石瓦など
大谷石がふんだんに使われた重厚な白壁の和風建築。
館内に入ると、大きな吹抜けと階段が広がり
使い込まれた西洋家具が馴染む和洋融合の空間です。
 
河井寛次郎、濱田庄司の作品はもちろん、作者名の無い
手仕事の数々にうっとりと見入る多くの人々。
売店のレジには、けして安価ではない器、布、籠など
日用品を求める人が列をなしていました。
 
無名の職人の作った民衆の工芸品を「民藝」と名付け、
「美の生活化」を求めた柳宗悦の思想はすっかり普及し
日々の生活を愉しむ人が増えていることを実感しました。
旧柳宗悦邸(西館)の開いている時に再訪したいと思います。

坂井


本館
 

西館

 

 

『屋根裏空間の利用』

最近は持家に限らず賃貸住宅でも
ロフトを設けるケースが多くあります。
昔は屋根裏利用といえば、折りたたみハシゴを使った
収納としての活用でしたが、部屋と一体となった
ロフトが急増したことで収納スペース以外に
活用している人も増えてきています。
「雨楽な家」では2階の平天井部分の天井高さを
2200mmと少し低めに設定していますが、
勾配天井との組み合わせで室内の空間を広く見せる
工夫をしています。そのため寝室や子供室には
ロフトを設けるよう提案をしています。
 
今回紹介の住宅では寝室に男の隠れ家(書斎)を
要望されていたのですが、スペースが確保できず
屋根裏を利用することにしました。
4帖ほどの広さがあるのでそのまま雑居寝もできそうです。
寝室も十分な広さが確保でき要望の
隠れ家も実現して一石二鳥でした。

村上