『築108年の木造校舎』

日本最古の小学校校舎が岡山県高梁市にある。
木造2階建の構造美を誇るその吹屋小学校は開校が
明治32年で2007年の児童は8人の現役校舎である。
その昔、日本を代表する銅山と塗料のベンガラ(弁柄)の
町として繁栄した「吹屋」地区。歴史遺産として最近、脚光を
浴びている。屋根瓦も壁も格子も赤褐色に染まり、白の
漆喰壁との混在が美しい。商家・町家が連なり印象的だ。
 
岡山からJR伯備線で備中高梁へ約50分。そこから
備北バスで60分。山間にある吹屋の丘の上にある
重厚さが漂う木造校舎は一見の価値ありだ。

丸山


吹屋小学校  

 ベンガラの町・高梁市  
 

「雨楽な家」の構造勉強会

「雨楽な家」会員工務店を対象に構造勉強会を
広島・千葉・名古屋の3会場で開催いたしました。
今回の講師はエムズ構造設計の佐藤実社長です。
1部では構造計算の概念と重要性について、2部では
「雨楽な家」名古屋モデルハウスを実際に構造チェックし
問題点の指摘とその対応法について教示して頂きました。
「雨楽な家」は今後、全棟構造計算を実施します。
そのため、現在リックでは設計スタッフ6名が
構造計算について集中的に勉強中です。
安全、安心そして信頼の家づくりを目指すためには
構造計算を実施するのはあたり前の事だと思います。

村上


  

 「雨楽な家」の構造計算書

『薪ストーブ』

我が家の薪ストーブです。12年使っています。
そろそろ寒くなってきたので掃除をしました。
時々スズメが外から入り煙突の中で飛びまわり、
真っ黒になって出てくるので
煙突掃除は3年に一回ぐらいで済んでいます。
 
薪ストーブは灯油の値段が上がったため、
最近また人気が出ているそうです。
薪はイタリア料理店に卸している業者から安く入手。
他の暖房器具より手間はかかりますが、
冬の夜、パチパチと薪の燃える傍らで
読書するのが一番の贅沢です。

鈴木

 

『子どもの笑顔』

「1$でここから飛び込んであげるよ」
出発したフェリーの甲板から飛び込むなんて
危なっかしい限りですが、東南アジアではこの手の
子ども達によく声をかけられました。
遊びがてら小遣い稼ぎといったところでしょうか。
交渉してる間にフェリーはどんどん岸から離れます。
沖に出れば泳いで帰るのは大変です。
「早く飛ばないと!」少し意地悪してそんな事
言ってみると(あんたにゃ負けたよ)と
いった顔して、笑って飛んでいきました。
その気持ち良さそうなジャンプもですが、楽しそうに
遊ぶ子ども達の笑顔というのはいいものですね。
1$あげればよかった。

新田

 

『日暮れ時』

ずいぶん日暮れが早くなりました。
こんな頃、ふと思い出す日暮れ時の1シーンがあります。

約束の時間を過ぎても帰ってこない末っ子。
いつもなら、コラッ!という一声から延々とお説教。
本人はそれなりの理由があるので不満な面持ち。
そこで、その日はちょっと趣向を変えてみようと、
真っ暗になって帰ってきた末っ子を
「遅かったね、心配してたよ」と抱きしめました。
どんな反応に出るかと様子を伺っていたら、
なんと、「ごめんなさい」と涙がポロポロッ…
予想外の反応に、こちらもつられて
思わず涙ぐんでしまいました。

きっと「雨楽な家」にお住まいの子育て真っ最中の
ご家族の中にもこんなエピソードがいっぱいでしょうね。

入江

 

『雨楽仲間』

HPの中で「雨楽な家」に暮らす入居者の声を
紹介するようになって、直接取材する機会が増えて来ました。

先日もご自宅を訪問して、入居される前と
実際に生活する中での感想を伺いました。
「床の傷や障子の破れ、壁の汚れも、子供達がのびのび
暮らしている姿を見ると気にならなくなりましたよ」
と雨楽な暮らしを満喫されている声に安心しました。

なかには外構の板塀に「雨楽な家」プレートを
取り付け、さり気なく自慢している人たちもいます。
感謝の気持ちでいっぱいなりました。

高橋 真

 
 

『実るほど・・・』

『雨楽な家』名古屋モデルハウスは、
名古屋中心部から北へ車で15分、県道沿いの
角地ですが、ほどよい田舎に建っています。

2階事務室の窓から見える風景 
それは・・・田んぼ・・・です。
夏前には水面が見えていた田も
いつの間にか、一面に稲穂が実っています。

秋の稲穂は、私の父からの教えです。
『実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな・・・』
立派な人ほど、人に対して謙虚である、というもの。
周わりへの感謝も日々忘れずに、と。

毎日の生活に翻弄されて忘れがちな基本を
自然が思い出させてくれました。

国分

 

『鉄の国・ドイツ』

ヨーロッパを旅したが、ドイツの街でよく
みかけるものは鉄のオブジェとブリキ製のおもちゃ。
どこの店をのぞいても子供世界で愛されている
玩具類が並べられている。博物館には人形や鉄道、
家、部屋、荷車、メリーゴーランド、学校などが
所狭しと陳列されていた。大通りヘルンガッセでは
錬鉄細工の張出し看板があっちこっちに・・・。
 
帰国して鍛鉄工芸家の西田光男さんが送ってくれた
本をひもといてみた。本場ドイツで個展やライブを催し、
講演する西田さんはやはり本物のプロである。

丸山

 
 
  

『憧れのパリへ!』

ルイ14世、マリーアントワネットと華やかな
ルネッサンス時代を夢見て、フランスを訪れました。
しかし、パリの街は埃ぽくって、
ゴミも散乱し、私の期待を大きく裏切りました。
 
驚いた事に、ある地域では、99.9%の人はアパート暮らし、
一部の富裕層の人が山間部に別荘を所有しているとか・・・。
それに機械化されているOA機器や、便利グッズなどが
良いことだとも思っていないらしく、不便でも
使いなれたモノに固執する国民性には驚かされました。
 
人々の暮らしは、質素そのものです。
スクリーンに登場する、パリジェンヌに憧れていた私は
少し残念な思いで帰路につきました。

丸山良子 


 

『職人の粋な計らい』

工務店の完成見学会に参加したときのこと
和室に入ると床の間の壁に
もみじの模様が描かれていました。

よく見ると、ジュラク仕上げにもみじが型取られており
着色までされていました。

聞くと左官屋さんがお施主様のために
ちょっとした計らいで手を加えたようです。

「雨楽な家」にはそこに携わるすべての人の思いがこめられて
建築されていることを実感しました。

村上