季節感を演出するシンボルツリー

五感にやすらぎを与えてくれるわが家の象徴、シンボルツリー。
新築時やお祝い事の記念に植樹されることが多いようです。
よく使われるのは、季節感を演出する落葉広葉樹。
モミジやケヤキ、サクラやアオダモ、エゴノキ、
ハナミズキやヒメシャラなどが人気です。

美しく紅葉する木や、花を咲かせて結実する木は
季節ごとに変化し私たちを楽しませてくれます。
毎年シンボルツリーの前で家族の記念写真を撮ったり、
果樹であれば収穫も楽しめて、ご近所さんとの
コミュニケーションの一助にもなることでしょう。

シンボルツリー

反面、デメリットもあります。
成長にともなう落葉のみの常緑樹に比べると
大量の葉や花がらを一時期に集中して落とします。
その掃除や処分に手間がかかることを忘れてはいけません。
放置して近隣とのトラブルの原因になることもあります。

手間や時間を惜しまずに愛情を込めて手入れをするために
シンボルツリーは他人任せにせず自分で選びましょう。
花実の有無や成長の速度、剪定や施肥スケジュール、
消毒や殺虫剤散布の必要性などなど…
木の個性やお手入れ方法を知った上で立ち姿を確認し
一番気に入った木を迎え入れたいものです。
住む人とともに成長を続けるシンボルツリーは
家族の一員になるのですから。