耐震シミュレーションソフト「ウォールスタット」

皆様は、建物が倒壊していく動きをシミュレーションで
可視化できる建築用構造計算ソフトをご存じでしょうか。
一般的な構造計算である許容応力度計算は、
建物の各部にかかる最大の力と各部が持つ耐力(許容耐力)を比較して、
各部が持つ耐力が大きければ安全と判断するものです。

今回ご紹介する「ウォールスタット」は、建物の構造(柱や梁など)や
耐力(耐力壁や水平力など)の入力に加え、地震動を入力することで
地震の際に建物がどのような動きをし、最終的にどのような
影響を受けるのかをシミュレーションできるものです。

それでは、このソフトの主な活用方法を紹介いたします。

1. 住宅の耐震性の実力がわかる

住宅会社と打合せを行い、構造検討を行ったうえで間取りが確定しますが、その間取りが地震動に対してどの程度耐えることができるか、倒壊しないかを検証することができます。

2. 建物の壁の弱点がわかる

シミュレーション前・後の図をご覧ください。シミュレーションにより、弱い壁は色が変化していきます。色が変化した弱い壁を補うために、耐力壁の種類を変更したり制震装置を取付けるなど、着工前に補強対策を取ることができます。

シミュレーション前
シミュレーション前

シミュレーション後
<補強前>
補強前

<補強後>
補強後

地震動はあくまで目安ですが、制震装置や建物の補強がどのように
家を守ってくれるのかを見られるというのは、安心感が違いますね。

『雨楽な家』推進本部としては、今後ご希望のお施主さまには
「ウォールスタット」をご利用いただけるように進めてまいります。
ご希望の場合は、ぜひご相談ください。