『わくわくの瞬間』

家づくりにおいて私が一番わくわくするのは
上棟の瞬間です。柱や梁が1本ずつ組み上がり
最後に家の中で一番高い位置に棟木がくる瞬間は
特別な満足感と高揚感が得られます。

現在では減りましたが、上棟時に餅やお菓子を
建物の上から配る風習もあります。
親戚や友人、近所の方々が集まりちょっとした
お祭り騒ぎになり、それも上棟時の楽しみの一つです。
こういった上棟時の祝いは日本だけではなく
海外でも行われるそうです。

通常の住宅であれば土台敷きから棟上げまで一日で
終わりますので、この貴重な一日を楽しんでみてください。

近藤

『鎌倉近代美術館』

小雨の降る秋の鎌倉を訪れました。
鶴岡八幡宮の大鳥居をくぐると、蓮池の向こうに
白いBOX型のモダンな美術館が見えてきました。
大谷石の外壁を愛でながら入口を探すと
展示替のため本日休館とのことで大ショック!
とはいえ開放的な間取りなので中庭やピロティは
なんとか見ることが出来ました。
1951年開館のこの建物は坂倉準三の設計です。
5人の指名コンペの中でただ一つの鉄骨造。
他のRC案の半額で施工できるため選ばれたそうです。
1月末で閉館となりその後は解体されるのでしょうか。
昭和モダンの名建築、もったいないなあ。

坂井

『寄木細工』

連休の箱根旅行で、自分用のおみやげに
寄木細工のストラップを購入しました。
使ってみて、木の素朴な質感と色合い、
邪魔にならない軽さが気に入っています。
箱根の伝統工芸である寄木細工は、木の色と
組み方で様々な模様があり、製品も本格的な
ものから、手軽なものまで様々でした。
ささやかながら、日本伝統の品を手元に持って
使えるのはなんだかうれしいものですね。

GWの頃からの大湧谷の規制は未だ続いて
いるようで心配ですが、見られるところは
たくさんあるようです。またのんびり
旅行に行きたい場所です。

中村

『職人さん』

子どもの頃から馴染みのある老舗和菓子店の
閉店のお知らせを耳にし、先日慌てて購入に伺いました。
何十年も周辺のお茶会で出される生菓子を一手に引き受け、
季節のお菓子を楽しみにした人は大勢いらっしゃるはず。

店で会うお客様同士でも、惜しむ声で話が尽きません。
閉店は後継者がいないことと、職人さんたちの高齢化だそうです。
職人さんの中には、中学を卒業後
すぐ和菓子の修業に入りこの道一筋の方も。

感謝しながらいただきました。

坂本

『幸せの黄色いハンカチ』

休みを利用して地元、愛媛に帰省しました。

友人とドライブがてら
双海シーサイド公園へ行ってきましたが
ちょうど『幸せの黄色いハンカチ』という
イベントが行われていました。

愛媛県伊予市内にある小学校の子供達が
未来への「夢」や「希望」を
ハンカチに描くというプロジェクトだそうです。

同時開催で「ふたみTフェス2015」も行われていました。
こちらは投票も行っていて私も投票に参加しました。
個性あふれるおもしろいデザインばかりで
どれに投票するかとても悩みました。

こちらは誰でも参加できるようなので
来年はぜひ私も参加してみたいと思いました!

桝田

『緑とオレンジ色の街』

アドリア海沿岸のクロアチアとスロベニアへ行ってきました。
ドブロブニクの街をロープウェイから望むと山の斜面に
オレンジ色の屋根と緑の樹木がひろがり絵葉書みたい。
左奥に見えるのは城壁や要塞に囲まれた旧市街です。
紺碧のアドリア海が9月の陽光に輝いていました。

スプリットという古い街の青空市場は大きな木の下。
不揃いだけど新鮮な野菜が山盛り。量り売りで分銅を使う
露店もあり、地元の人の買い物シーンを見るだけでワクワク。
果物も、みかん、あんず、いちじく、ぶどうなど色とりどりです。
古い石畳の旧市街は緑とオレンジ色の活気ある街でした。

荻野

『デパ地下風デリ弁当』

天気がよかったので河川敷でピクニックをしました。
お弁当作りは苦手ですが冷凍食品や加工食品を一品も
入れない健康的なお弁当を目標に
すべて一から手作りのお弁当に挑戦しました。

お弁当と言っても和風洋風中華など
様々な種類があり、どの種類に絞るか
とても悩みましたが「デパ地下風デリ弁当」を
テーマに作ってみました。

一人暮らしのキッチンはとても狭いので
手際が悪く、思ったように作業が出来ずに
四苦八苦しましたがなんとか完成しました。

味はまだまだこれからといったところですが
見栄えは二重丸?

日野

『秋の味覚を求めて』

3歳の息子にぶどうが実っている様子を
みせたいと思い広島県三原市に
ぶどう狩りにいってきました。
たくさん実っているぶどうに大興奮。
藤稔(ふじみのり)という
大きな粒が特徴のぶどうをいただきました。
ぶどうの実に多く含まれるブドウ糖は
夏バテ防止・疲労回復効果あるとのことで
旬の食材を食べることがおいしく
健康的になれる一番の秘訣だなと思いました。
これからりんごにみかんにたくさんのおいしいものの
旬の時期がやってきます。とても楽しみです。

坪井

『消石灰の製造過程』

「雨楽な家」の室内の壁は漆喰塗りを標準としています。
その漆喰の主原料である消石灰の製造過程に興味があり
高知県の田中石灰工業(株)を訪ねました。この会社は
明治27年から続く老舗です。平成の大改修を行った
姫路城にも使用されるなど品質の高い土佐漆喰を作っています。

消石灰は太古のさんご礁の化石、つまり石灰石が
原料となります。その石灰石を3日から4日じっくり焼いて
二酸化炭素を取り除くと生石灰ができ、この生石灰に
水を加えることで固形物であった生石灰が見る見る
粉状となり漆喰の主原料である消石灰の完成です。

この会社では江戸時代から行われている
土佐塩焼工法で生石灰が作られていました。
良質な土佐漆喰を保っていくためには
材料だけではなくその製造過程も継承されており
品質を守ることの大切さも感じることができました。

村上

『木格子』

“雨楽な家”には木格子が良く似合います。
京都の町家に代表される縦格子は
まさに“日本の家”の風情を感じさせてくれます。
木格子はデザインだけではなく
日本の住まいに必要な機能性を持っています。

木格子の機能性とは、内部の採光と
通風を確保しつつ、外部からの侵入を防ぎます。
また、縦格子は視覚効果で
外を歩いている人から中が見にくいように工夫されています。

ハイテクな商品が望まれる昨今ですが
ローテクでシンプルな住まい方も魅力だと思います。

内藤