『オリジナル家具』

現在建築中の「雨楽な家3×5」モデルハウス(広島市)では、
無垢材を使用したオリジナル家具を多彩に計画しています。
これまでもいろいろな木製家具を提案していますが
もっと機能的でシンプルな造作家具を作ってみたい。
 
この日は、
空間デザインで有名な〝長谷川矩祥氏〟のもとを訪ねました。
インテリアと居住性についての熱いお話を聞く事が
できたので大変勉強になりました。
造作家具についても
アドバイスと力添えを頂きました。
 
毎日使うインテリア家具
既製品で性能や使い勝手の良いものもありますが
あえて、オリジナル家具を利用するのも
住まいづくりの楽しみだと思います。

内藤


(写真:長谷川氏との打合せにて)

『軒の深さ』

昔からある日本の住宅には深い軒のものが多く見られます。
 
深い軒は雨水から建物を守るほか、夏の暑い日差しを遮る役目もあるため、
日本独自の気候と相まって多く取り入れられています。
 
中でも社寺建築では「二軒(ふたのき)」といい、
さらに軒を伸ばすため垂木が二重に施されています。
下段の垂木を「地垂木(じだるき)」、
上段の垂木を「飛檐垂木(ひえんだるき)」といい、
軒高が低くならないよう勾配を調節しながら
軒を深くする工夫がされています。
 
構造のみならずその意匠の美しさに古の匠の技を感じます。

小竹

 

『走るアート』

益田市にある島根県立石見美術館で
60年代~70年代を最先端のデザインで
疾走していた名車14台が展示されていました。
 
なかでも圧巻は、映画OO7にも登場した
トヨタ2,000GT。日本車の最高傑作のひとつです。
他にも当時の日産フェアレディ
マツダコスモスポーツが強い個性で
存在感を醸し出していました。
 
「雨楽な家」で暮らす人たちの中にも
車やバイク好きの人の多くは
土間を駐車場にしつらえ、リビングから
眺めて楽しんで暮らします。
 
コストや性能を追求すれば
どれも同じような住宅になってしまいますが
暮らし方にこだわることで
「住むアート」が実現できるように思います。

高橋 真

『土に還る』

京都の嵯峨野を歩いていると
すばらしく年季の入った家に出会いました。

外壁の杉板がなかばはがれ落ち
中の土壁がいい色を見せています。
木枠の窓にもはんなりと風情があり
窓ガラスがにぶく光っていました。
自然の素材はいつか土に還るという
自然界の営みを感じてうれしくなり
またひとつ宝物を見つけた思いで
しばし見とれていました。

荻野

『陽の光』

うちのベランダに「小さなエコ」があります。
ソーラー発電の簡単な小さな照明です。
シンプルでかわいいデザインとカラー、
手頃な価格に引かれて購入しました。
 
この照明は太陽光でなければ充電できません。
日中部屋の蛍光灯に当てていてもダメなので
1日の最初にベランダに出て光に当てる様にしています。
ときどき忘れてしまいますが…。
 
1日の始まりに陽の光を浴びると気持ちのいいものです。
それに、体内時計が正確になり体にも良いそうです。
 
木の薫る吹き抜けや広いバルコニーは
陽の光を浴びるにも
より一層気持ち良さそうですね。

中村

『菜の花』

春の訪れをいち早く知らせる菜の花。
「雨楽な家」の完成に合わせて満開です。
写真ではお伝えできませんが
花の香りもいっぱいです。
 
完成見学会に訪れた方は
部屋の窓からきれいな黄色い花畑が
見えることに感動されていました。
菜の花は食用にも観賞用にもなり重宝されます。
 
自然の風景に溶け込む「雨楽な家」をますます増やして
日本の景色を創造するお手伝いをしたいと思います。

鈴木

『日常に自然を』

先日、「西の魔女が死んだ」というDVDを観賞しました。
この作品は、溢れる自然の中で
“西の魔女”と呼ばれるおばあちゃんと
少女の日々の営みが描かれたストーリーです。
 
映画の中に出てくるおばあちゃんが
住んでいる木製のお家は、内観のインテリアや
使用されている食器のひとつひとつが
さりげなくオシャレでした。
 
お家には、テレビや洗濯機等一切なく、2人は
いつも植物に水をあげたり、山に野いちごを
摘みに行ったり、庭の畑で採れた
野菜でサンドウィッチを作ったり。
毎日が自然と一体の生活。
 
日々の生活の中で、自然と共有できる時間は
作らなければ、ほとんど無いように感じます。
自然を生活に取り入れることで、
植物の毎日のちょっとした変化や
生命の大切さ、強さ、優しさに気づくことが
できるのではないでしょうか。

日野


「西の魔女が死んだ」オフィシャルサイトより

『小さなカメラマン』

「雨楽な家」にはお子様連れのお客様がよく来場されます。
 
最近驚いたことは、お子様が持っていた携帯電話!
今やプリペイド携帯でも付いているカメラ機能を
使って建物の中をパシャリ。
子供ながらに家が大好きということで
色々な建物を撮影しているそうです。
撮った写真はご両親に出力してもらい
ノートに貼って遊んでいるとのことで
この日も大収穫といった顔つきで一生懸命撮っていました。
 
将来は建築デザイナーか、カメラマンかとご両親も期待のご様子。
幼い頃から感性を磨くことは
将来の財産になってくるということでしょうか。
未来の大物(?)カメラマンに「雨楽な家」を撮影していただき光栄でした。

近藤


写真はL-Cruise for Doctors HPより抜粋

 

『良い仕事を残すこと』

先日訪問した会員さんのモデルハウスに大工さんが造ったという
囲炉裏がありその組継ぎに目が留まりました。
組継ぎとは板材を互いに直角に接合する箱組の方法。
 
良く聞いてみると大工さんが古い家の改修工事をしている際
雨戸の戸袋のコーナーがこのような組み方になっていて
先人に負けたくないという一心で覚えたとのこと。
まさに職人魂です。
 
「見て覚える」「技術は盗んで覚える」という職人さんの世界が
そこにはあるのだと思いました。
 
良い仕事を残すことで時代を超えて技術が継承していく
日本の職人文化のすばらしさを改めて感じました。

村上

 

『玄関までのアプローチ』

我が家の玄関までのアプローチに
梅の木が1本あります。
今年は少し早めですが、すでに満開です。
 
先日お客様が来られ、玄関ドアを開けるなり
第一声「お花がきれいですね」
 
この梅の木は我が家に欠かせない存在です。
この花が散ると、初夏には
大きな実をたくさんつけてくれます。
 
青い梅の実を拾うのは小学生の息子たち。
その実で毎年梅干しを漬けるおばあちゃん。
おばあちゃんの漬けた梅干しで育ち
今では市販の梅干しを食べない子どもたち。
 
季節の移り変わりを目で感じ
おいしい梅干しを舌で感じ
なんとも大切な梅の木です。

国分