『家守』

気温や湿度があがり、植物や生き物が
いきいきとする季節になり、少し前まで
見なかったヤモリが夜、壁に張り付いている
光景をよく見る様になりました。
ヤモリは害虫を食べることから『家守』や
『守宮』とよばれて、縁起の良いものとして
大切にされていたりします。

家の近所のヤモリは、古い家の土壁に
よく張り付いている様です。
やっぱり生き物は自然なものが心地よいのでしょうか。

わが家の軒にも発見。何だか嬉しくなりました。

中村

『和紙の畳』

近頃、インテリア雑誌でも多く取り上げられるようになった
縁なしの畳。先日開催された見学会でも
リビングの一部に施工されていました。

視覚的にもすっきり仕上がり広く見える縁なしの畳は、
伝統的な文化を受け継ぎながらも、モダンなスタイルに
限りなく近いデザイン性を有しています。
写真の縁なし畳は和紙でつくられたものです。
特徴は変色しにくく美しさも長持ち。
撥水性能を備えているので掃除も楽々。
ライフスタイルによって色の組み合わせも工夫すれば、
家づくりの楽しみも増していきますね。

高橋

『軸組模型』

住宅模型と一概に言っても、
その種類にはいくつかあります。

建物の外観・外構を知るための外観模型。
間取りなどを知るための内観模型。
それらを合わせた分解模型などです。
その中でも構造を知るためには、
よく軸組模型が使われます。

普通の人は内観・外観に興味はあっても
構造まで、という人はなかなかいません。

僕なんかは構造のことを知るたびに
新発見の毎日です。

小竹

『消臭作用のある壁材』

「雨楽な家」名古屋モデルの洗面室・トイレの壁には
モイスという窯業系内装ボードが使用されています。

主原料の消石灰はスサ等と混ぜ合わせ
漆喰にも使用されています。
多孔質なので湿気調整ができ
漆喰と似た効果が期待できる建材です。

それだけなら他の壁と同じように漆喰壁でもよさそうなものですが、
消臭作用があるのでトイレに使用してみました。
さらに引抜きに耐える力を持っているので
下地を選ばず照明器具やタオル掛けなどが付けられるよさがあります。
ぜひ、見て、触って、体感してください。

村上

『町家モデル土日に公開中』

梅雨の時期からは一層に
「雨楽な家」の快適さを実感することができます。
自然素材の調湿効果と計画された通風で
快適な住み心地を実感できるのが魅力です。

地元広島の「町家モデルハウス」(西区草津浜町)では、
毎週土曜~日曜日に一般公開をしています。
いつでもお気軽にご見学ください。

モデルハウスのご案内についてはHPでもご確認頂けます。

http://www.urac.ne.jp/modelhouse/#chugoku

内藤

『伸びる力』

冬は枯れ木みたいにションボリしてたくせに
春になると枝を伸ばし青葉を大きく繁らせて
わが家の小さな庭を占領するあじさい。

それでも梅雨になるとちゃんと
紫色の花を咲かせてくれるから文句は言いません。
花が終わると急いで伸びた枝を切って
横のむくげの枝の伸びる余地をつくります。

“四季の変化を楽しむ”というよりも
伸びる力の強さにたじろぐばかりで
足の踏み場もないミニガーデンです。

荻野

『ゆりちかへ』

『「雨楽な家」に住んでみて』のコーナーを見るたびに
施主様ファミリーの幸せいっぱいの笑顔に
思わず私も顔がゆるんでしまいます。
「雨楽な家」は“子どもたちにはこんな家で育ってほしい!”
というご両親の愛情一杯のプレゼントですよね。

ふと目に止まったドキュメンタリー番組で、
この本の著者を取り上げていました。
このお母さんも一人娘ゆりあちゃんに
かけがえの無いプレゼントを残されました。
ちょっと悲しいけど、一生懸命生きなきゃ!
と再確認させてくれた1冊です。
ぜひ、読んでみてください。

入江

『ステップアップ』

今年の建築士試験も目前です。

耐震強度偽装問題などにて信用を問われる建築士。
建築士試験の内容もシビアなものになりつつあります。
しかし、そんななか若い設計士や経験を積んだ設計士の方々が
己の力量を試すべく建築士試験に挑みます。
 
私もその中の一人です。
 
豊富な知識に経験、正しき道をひたすら突き進む、
そんな熱い建築士を夢見て・・・

近藤


  
 

『建物の継承』

写真は、築20年の農業用倉庫を「雨楽な家」にリフォーム
された実例です。柱は傷んでいる箇所が多く
全て入れ替えられましたが、梁や小屋組の材料は
状態が良い為そのまま生かすことに。
屋内の壁は全て漆喰仕上げ。断熱材もしっかり
施工され、キッチンもトイレも新たに設置。

桧の香りに包まれ、見違えるように変身した建物に
歓喜の声が聞こえてきます。
なかでも一番のこだわりは、外壁全面に施工された
ガルスパン。田園風景の中でひと際異彩を放ち圧倒的な
存在感を醸し出していました。
「雨楽な家」に生まれ変わった建物は、
確かに次の世代へと受け継がれていきます。

高橋 真


before
  

after

 

『錦帯橋』


広島に来てから、初めての観光ということで、
先日岩国の錦帯橋を訪れました。
現在の橋は、2004年(平成16年)の架け替えによるものですが、
それでも、当時と同じような構造のまま残っていて、
建築技術の高さを物語っています。
木造建築について多少たしなんだことのある自分としては、
外観よりもまずその構造に心を惹かれました。
橋脚の下から見上げた材は規則正しく何重にも組み合わされていて、
何よりも釘を一本も使っていないとのこと。
また、欄干に使われている材も、継ぎ手が無く、
よくこれだけの材が残っていたなと感心しました。
江戸時代から架け替えをしながらも、今に至る錦帯橋。
年々、日本ではこのような橋を造ることのできる大工さんが
減ってきているとは思いますが、それでも日本に古くからある
伝統的な建造物は残していかなければいけないと、
改めて実感した一日でした。

小竹