『雨楽幻想』

雨楽な家=雨も楽しい家。
現実はジメジメで歓迎しないけど
「雨」と「家」が並列するだけで字間
からジメジメ感が消滅していくのだ。
軒下のやわらかい草の上で雨が足踏み。
そんな幼少期の記憶が忽然と脳裏に蘇る。
ピチピチ・チャプチャプ・ランランラン。
そんな童謡はふと僕に切ない影を落とす。
僕は窓をあけ雨にけむる街並みを視る。
雨が介在する景色は水分のフィルターを
通していつもの風景と違う。今にも
曖昧な雨は実態を獲得し町は雨の
向こう側へと後退していく。
なんとも、雨の不思議。

太田

『春の日の土間』

季節の感じ方が『寒い・暖かい』が『涼しい・暑い』に
変わり、近所の子供たちの服も半袖になってきました。
 
この季節になると、リュックを背負って遠足に、
赤白帽に体操服の運動会に向かう姿を見かけます。
そういう時、自分に関係なくても少し嬉しくなります。
   
でも、自分が子供の頃の春の運動会や遠足の日は
天気が変わりやすく、雨が降ったりしてグランドが
荒れていた事が多かった記憶があります。
泥だらけの子供たちが「ただいま!」と帰ってくる姿は
微笑ましいですが、迎えるお母さんたちは大変!
「雨楽な家」の土間はこういう時も大活躍ですね。

中村

『「mt」って何?』

友人からの贈り物を開けると、中には「mt」??
  箱の中には、銀鼠、青竹、臙脂、蕨、薄縹・・・
   10本の日本の伝統色が並んでいます。
 
 「mt」とは、巷で大流行のマスキングテープ。
  職人さんが現場で養生に使う物と同じ物です。

 なるほど、和紙の優しい色合いが美しく、沢山の色
  は持ってるだけで、嬉しくなってしまいます。
しかも、貼って剥がせる、手で切れる、上から書ける、
    下の文字が透けて見える、と機能的。
 
 美しい色彩と質感、使う人の創造力をかき立てる魅力
  が評価され、2008年のグッドデザイン賞受賞。
  
 「雨楽な家」では、新商品の発表が相次いでいます。
   「笑家族」に続く次のヒット商品は・・・

坂井


   

  
 

『ふれあいの館』


愛知県豊田市に「雨楽な家」の区民会館が完成しました。
この建物は地域の方々に開放されていて
老人会や踊りの練習などができる施設です。
  
訪れた日は竣工前で建物は閉め切っていたので
入ると桧の香りが充満していました。
42畳の大広間はとても開放的な空間。
桧の床で踊るのも良し、座るのも良し、寝転ぶのも良し。
多目的使える癒しの場所になりました。

内藤