『安全と安心のために』

冬の初め、西中国山地をトレッキング中に
遭遇した光景です。
昨シーズンの豪雪に押しつぶされたのでしょうか。
老朽化した小屋の見るも無惨な最期に心が痛みます。
  
さて、12月からリックの設計部では
構造計算の業務を本格的にスタートしました。
現在設計中の「雨楽な家」は全棟構造計算を行います。
  
無理のない 安全な設計を心掛け、お客様に
末永く、安心して住んでいただきたいと願います。

坂井

『柱と柱の間』

友人の書道家が李白の詩を書いて
紺鼠の表装で仕上げてくれました。
 
鳥たちも雲もしずしずとねぐらへ帰ってゆき
いつまでも眺め合っているのは山と自分だけ。
自然と向き合う李白の厳粛な思いを謳った詩です。
  
木へんに主と書いて「柱」。
「雨楽な家」では柱が主役ですが、
柱と柱の間の白い漆喰壁はキャンバスとなって
和風も洋風も中華風も選ばず
さまざまなアイテムを引き立ててくれます。

荻野

『雨楽土間』

先日、「雨楽な家」に住んでみての取材で
近江八幡市の入居者のお宅を訪問しました。
「雨楽な家」を建てたきっかけは通勤途中に
見かけたモデルハウスの案内看板でした。
見学したモデルハウスは、夫婦のイメージにぴったり。
  
設計の打ち合せから建物が完成するまで
楽しくてしょうがなかったと伺いました。
特に自慢は、リビングに通じる土間スペース。
足元に照明や植物を配し、ミニ庭園風に演出。
訪れる人を和ませる小粋な土間に仕上がっていました。

高橋 真

『理由はエコ』

先日ついに2つめのLeCreuset を購入しました。
道具が良いと家事も楽しくなるもので・・・。
といっても高価な買い物、ずいぶん迷いました。

その買い物で私の背中を押した出来事は
あるテレビ番組の「エコな過ごし方」の紹介でした。

皆さん、冬の時期は部屋は寒いし乾燥するので、
すぐに暖房や加湿器をつけていませんか?
そして光熱費UPにも目を伏せがちになりますよね。
そんな時に、ひと工夫してみましょう。
体も心も、お部屋も温まる”鍋料理”をお薦めします。
お鍋を囲むとお鍋の熱で温まり、
お鍋の湯気で加湿もできるそうです

高価なお鍋も長い目でみれば エコ 。
早速かなり活躍してくれています(嬉)

国分

『宮大工の背中』

私の母校の講師である松浦昭次さんの本には
「学者は現場を見ないで上手に報告書を書く」
という言葉が綴られています。
松浦さんは宮大工の棟梁であり、人間国宝ですが、
在学中に色々な事を教わりました。
その貴重な教えの一つが上記の言葉でした。

倒れたら計算外の力がかかったからという
便利な言い逃れは昔の職人さんの禁句だったとのこと。

松浦さんが現場に出た時の背中は小柄な体格ながらも
背負うものを背負った本物の職人の背中でした。

近藤

『煙の効用』

週末に庭でスモークチーズを作りました。
ステンレスの燻製器にチーズを並べ、クルミ材の
スモークウッドに火を付け、4~5時間。
 
燻すことにより、チーズは香ばしく、
味わいを増し、保存性も高まります。
燻製には、クルミ、サクラ等の広葉樹を使います。
樹脂が多く刺激的な香りの針葉樹は適しません。

さて、『雨楽な家』の屋根に使われる「いぶし瓦」。
瓦の焼成の最終工程に「いぶし」と呼ばれる燻化を行います。
ここで銀色の炭素膜を作り、色や光沢を長持ちさせます。
こちらは、脂を多く含む松の木で燻すそうです。
  
自然の力を上手に利用する先人の知恵と工夫を感じます。

坂井

『狭いながらも・・・』

我が家は築20年余の市営住宅の一角にあります。
普通のアパートと違い、4パターンくらいの間取りの家と
階段が複雑に入り組んで、面白い造りになっています。
我が家は最上階(4F)にあるメゾネットタイプ。
ちょっとした「一戸建て感覚」が嬉しかったのですが、
年齢を追う毎に階段がだんだんと苦痛に…
 
先日、お隣さんが引越されて空き家になってしまいました。
人の住んでいない家はとても冷たく寂しい感じがします。
他にも空き家は何軒かありますが、どの家も寂しそうです。
施主様に愛されて大切にされてる「雨楽な家」達は
きっと真冬でもポカポカと暖かく見えるのでしょうね。

入江 

「雨楽な家」推進に自信

千葉県木更津市での「雨楽な家」の完成見学会に
6年前に入居された「雨楽ファン」のご夫婦が来場されました。
「我が家では桧がいい色に変わり、味がでてきています。
新築の雰囲気を味わいたくて見学に来ました」が第一声でした。
今だに夏はエアコンをつけておられないようで

住み心地には大変満足しているとのことです。
 
お客様の生の声が私たちを元気づけてくれます。
これからも「雨楽な家」を提案し続けていくことに
自信を持つことができました。

村上