『土間の楽しみ方』

『雨楽な家』の土間の楽しみ方をご紹介します。
完成見学会の際、ご主人のご厚意によりバイクを展示。
イタリア・DUCATI社の貴重なバイクです。

ご主人は、リビングから愛車を眺めながら、
バーカウンターでウィスキーを嗜むのが楽しみ。
雨の日は土間でバイクの手入れをするのが一番との事。

施工した大工さん・現場監督さんは
「ガラス折戸・バーカウンターを作るのに苦労したけど、
ご主人の喜ぶ顔を見たら忘れたよ」と納得顔。

『雨楽な家』には土間がよく似合います。
人それぞれの「土間の楽しみ方」。いいもんですね。

鈴木

 

『タイル割り』

タイル割りという言葉をご存知でしょうか?

タイル割りとは床や浴室などにタイルの寸法を均等に
割り振り、張り合わせる為に必要なことなのです。

普段は気にもしないことかもしれませんが、
気にならないということは、違和感なく
敷き詰められた良いタイル割りの証なのだと思います。
もし身近にタイル張りがあるなら
意識して見ていただければわかると思います。

近藤

『空模様』

夏には『入道雲』、秋には『うろこ雲』が出て来たり、
台風が近付いていると空がなんとも言えない色で私たちに
訴えていたりします。その時々で顔を変える空は
色々なことを私達に教えてくれます。
 
例えば『うろこ雲』が発生するのは低気圧が
近付いているからで、雨の降る前兆なのだそうです。
天気予報も何もなかった頃、先人はこんな空を見て
次の日の天気を予測したりしていたのでしょうか。
 
写真は、台風が近づいていた時に撮った空と
空一面のうろこ雲です。

中村

   

『家の履歴書』

愛読書には必ず、最初に見開きするページがある。
雑誌でも月刊誌でも新聞でも…。私の場合、
「週刊文春」では『家の履歴書』コーナーにまず目を通す。
今月号では俳優の阿藤快が
「小田原の実家近くにあった祖母の古い日本家屋が
今でも僕の原風景」というタイトルで筆を執っている。
 
彼は「ぶらり途中下車の旅」の旅番組でもレポーターと
して活躍しているが、彼の個性が、過去の生き様と同じ
ように住まいからも影響を与えているような気がした。
 
原風景とは人や町の基底を形づくるものである。
どんな家でどんな人に育てられたかが大切なんだなあ。

丸山


イラスト 市川興一

『同窓会』

オリンピックの年に合わせて中学校の同窓会があります。
今年も先日、約80人の「友」が集まりました。

服も買ったし、美容院にも行ったし、準備万端!
「お母さん、何をそんなに張り切ってるの?」
という娘たちの言葉を聞き流し、いざ会場へ・・・

懐かしい顔がゾロゾロと集まってきます。
卒業して何年経っていても、話をしているうちに
心は子供の頃に戻ってしまうから不思議です。
シワは増え、頭はうすくなっても目の輝きはあの頃のまま?
 
盛り上がること3時間。また、4年後に元気で会いましょう!
と、後ろ髪を引かれながら帰宅の路に着きました。

戻れるとしたら、やっぱり中学生時代が良いかな。

入江


レミオロメン『3月9日』より

『夏の終わり』

真夏の午前中の強烈な日射しを避けるため
東の軒先にすだれをかけていましたが、
しのびよる秋の足音とともに、
すだれの役目もそろそろ終わりのようです。
 
軒先にすだれをかけていると、
日よけはもちろんのこと、
雨よけ、虫よけ、目かくしにもなり
室内に入る空気もちょっと涼しく感じます。
通気性、断熱性、調湿性がよく、透け感も涼しそう。
さすがは天然素材!
 
ひと夏のお仕事お疲れさま、天津すだれさん。
あなたのおかげで猛暑を乗り切れました。

荻野

『グラントワ=大きな屋根』

島根県益田市には全国でも珍しい
美術館と劇場が一体となった建物があります。
 
コンクリートの建物を覆っているのは、
極めて耐久性の高い石州瓦です。
壁にもこの素材を使うのは全国でも珍しく、
屋根に使われるものとは全く異なる風合いを醸し出しています。
建物は、静かな水盤をたたえた中庭の広場を
取り囲むように美術館、大小の劇場ホールが配置され、
催しがある時には中庭の水盤はなくなり、
劇場若しくはコンサート会場に様変わりします。

日々、秋の気配を感じるようになってきました。
たまには家族と一緒にその土地の文化や芸術に
触れ合う休日もまた格別です。

高橋 真

 

『手づくりの味』

私は、6人兄弟の5女ですが、幼少の頃から姉達の
それぞれの趣味に興味津々で何でも真似て育ちました。
 
特に手芸が好きです。子供服などは、自分で生地を買い
デザインし一日で作り上げ、すぐに着せるのが、
楽しみのひとつでした。今でも時間があれば、ミシンを
重宝し、パッチワークに精を出しています。
 
先日も、パソコン、プロジェクターなど精密機器や
プレゼンボードを携帯する時に収める袋を作りました。
機器をしっかり保護するために、生地にキルトと裏地で
二重に縫製するのですが、やはり神経を使います。
 
これからも手づくりの味を大切にしたいものです。

丸山良子

『高過庵』

自然素材の家が欲しくなった。
それも、せっかく作るのだから実験を兼ねて、
誰もがギョッとするような徹底したものにしたい。

落ち葉の間から生えてきたキノコのような、
地球と一体化した自然素材の家。
目指すは雨楽な家の「親玉」。

となるとやっぱり屋根は茅葺、壁は土塗り。
色々調べると、たくさん試みている人がいるようだが、
自分が目指すものとはちょっと違う。

で、行き着く先は、やっぱりというか、「藤森照信」氏。
そのあまりにも突飛な発想と ずば抜けたセンスは、
「脱帽」の一言で片付けることすら恐れ多い。

まずはムシ捕りと泥遊びから出直さないと、か。

高橋健二

『住む人の表情』

私は、建築雑誌を読むのが好きです。
理由は「どの家の施主さんもいい顔をしている」からです。
 
自分たちのこだわりはここで、こんな所が好き、住み心地も良い!
そんな風に心から自慢できる家を建てる事の
幸せさが施主さんの表情に表れているように感じます。
私は、そんな心地よい幸せ自慢を見るのが好きで本屋へ
行くと、ついつい建築雑誌を手に取ります。
 
私も、そんな施主さんの幸せやこだわりが伝わる
広告が作れたらと思います。

中村