『錦帯橋』


広島に来てから、初めての観光ということで、
先日岩国の錦帯橋を訪れました。
現在の橋は、2004年(平成16年)の架け替えによるものですが、
それでも、当時と同じような構造のまま残っていて、
建築技術の高さを物語っています。
木造建築について多少たしなんだことのある自分としては、
外観よりもまずその構造に心を惹かれました。
橋脚の下から見上げた材は規則正しく何重にも組み合わされていて、
何よりも釘を一本も使っていないとのこと。
また、欄干に使われている材も、継ぎ手が無く、
よくこれだけの材が残っていたなと感心しました。
江戸時代から架け替えをしながらも、今に至る錦帯橋。
年々、日本ではこのような橋を造ることのできる大工さんが
減ってきているとは思いますが、それでも日本に古くからある
伝統的な建造物は残していかなければいけないと、
改めて実感した一日でした。

小竹