『用の美』

大阪は豊中の「日本民家集落博物館」に行ってきました。
江戸時代の秘境の民家が12棟も移築復元されています。

宮崎県の上椎葉ダムの建設により、やむなく1959年に
移築された「日向椎葉の民家」の厩(うまや)です。
寄棟の茅葺屋根と木組みの素朴さに心を奪われました。

大阪港の堺の浜で大正末期に畑の水汲み用ポンプの
動力として活躍したという風車は、まるでコスモスの花。
一枚の羽根は長さ93㎝、幅62㎝の杉板製。やぐらは
長さ5mの丸太を四本建て、板を打ち付けた簡素な構造。
生活に不可欠だった厩や風車から「用の美」を感じました。

荻野