『石畳』

源氏物語千年紀でにぎわう京都・宇治川のほとりを歩いていると、
石畳や石垣や石段が多いことに気づきました。
 
千年前は大小さまざまな自然石を組み合わせて
道普請が行なわれたのでしょう。
小さな寺の境内で、長方形の切石や多様な形の自然石を
寄せて敷いた石の道が面白い造形美を見せていました。
 
石と石のすき間に芽吹く若草が生命力をみなぎらせています。
紫式部も宇治十帖の取材のため
宇治川沿いの石畳を散策したのでしょうか。

荻野