『高過庵』

自然素材の家が欲しくなった。
それも、せっかく作るのだから実験を兼ねて、
誰もがギョッとするような徹底したものにしたい。

落ち葉の間から生えてきたキノコのような、
地球と一体化した自然素材の家。
目指すは雨楽な家の「親玉」。

となるとやっぱり屋根は茅葺、壁は土塗り。
色々調べると、たくさん試みている人がいるようだが、
自分が目指すものとはちょっと違う。

で、行き着く先は、やっぱりというか、「藤森照信」氏。
そのあまりにも突飛な発想と ずば抜けたセンスは、
「脱帽」の一言で片付けることすら恐れ多い。

まずはムシ捕りと泥遊びから出直さないと、か。

高橋健二