『菩提樹材の彫刻』

ベルリン国立美術館展を観に行きました。
15世紀の作品展示室にある宗教をテーマにした
十数点の小さな木彫作品に目を奪われました。 
大半の作品は、いかにもドイツらしく菩提樹材ですが
クルミ、ツゲ、梨、樫なども使われていました。
ちなみに、日本の木彫では、クスノキやヒノキ、
ケヤキ、カツラなどが使われます。
 
ヨーロッパの彫刻といえば大理石を彫った逞しい
人体像を思い浮かべますが、繊細な手仕事で
天使や聖母を彫った温かな木の彫刻も
作られていたことを知り親しみを感じました。

坂井


龍を退治する聖ゲオルギウス
国立西洋美術館HPより