『ミーソン聖域』

少し前にベトナム中部にある世界遺産でチャンパ王国の
遺跡を訪れました。山奥深くにひっそりと建つこの建造物は
レンガでできており、接着剤のようのものを
一切使わず、土を挟みそれを火で炙り、陶器のように
硬くして積み上げてできています。
 
漆喰を使用した痕跡がないことも驚きです。
しかし、たび重なる戦渦や厳しい自然環境に耐え、
今もなお佇むその姿に当時の技術力の高さが伺えます。
 
自然の物だけを用いて建ち、ゆっくりと自然に還っていく
ことから何か学べるものがあるのでは思いました。

新田